25: :2016/06/02(木) 23:38:32.66 ID:
高校の時好きだった1つ上の先輩、ずっと想い続けて○十年、自分でも信じられないけど 
愛し合うようになってしまいました。 

一度は脈なしと諦めて、結婚してしまいましたが、こうなるとわかっていればな~。。。
 



26: :2016/06/03(金) 09:51:49.65 ID:
>>25 
kwsk 
27: :2016/06/04(土) 00:19:29.10 ID:
>>26 
実は10年くらい前に、一度2ちゃんに投稿しているんだよね。 
それコピペして良い? 
28: :2016/06/04(土) 08:08:52.82 ID:
>>27 
過疎スレだから、いいんじゃね? 
29: :2016/06/04(土) 08:56:34.45 ID:
ありがと。では・・・ 

54 : 10 ◆sIxdel67ik [sage] 投稿日:2006/08/24(木) 23:36:16 
俺の高校の部活は美術部。中学のとき男子校だったから、女性が多い部を選んだ。絵は下手だったけど、○とか△とかを組み合わせて書くような抽象画が好きだった。 
   
1年のとき、3年生の先輩は優しい部長♂と美形の副部長♀以外は覚えてない。 
3年は部活は1学期までという決まりがあったから。 

2年生は女子のみ5人。
1年で俺のほかには、絵のうまいゲームオタク仲間の幼馴染♂といたずら小僧♂と女子が二人。同学年の女子はまあどうでもいい。 

高校時代好きだったのは、1つ上の学年のA先輩。
背が高くて長い髪が似合っていて、部員の面倒見が良く、笑顔が素敵な女性だった。 

高校卒業した直後に思い切って映画に誘った。
そんなことは初めてだったし、ゲームオタクだし、
どうしていいかわからなかったから、兄貴にアドバイスしてもらったりしてできる限りのおしゃれをして、デートに臨んだ。 
フィクションだとしても電車男の気持ちはよくわかる。 

初デートは
、とても舞い上がっていた。
映画中は会話はいらないし、終わった後は喫茶店で、感想とか自分のすきな映画の話
とかしてたから、話題には困らなかった。
面倒見のいい先輩だから、嫌な顔ひとつせずに 
話を聞いてくれたし、先輩の方からもいろんだ話題を振ってくれた。 

楽しい時間
はあっと言う間だったが、結局自分の気持ちは言えなかった。 
彼氏
彼女関係の話題も言い出せなかったし、別れ際「また遊びに行きましょう」 
と言うのが精一杯だった。
30: :2016/06/04(土) 09:01:48.77 ID:
59 : 10 ◆sIxdel67ik [sage] 投稿日:2006/08/25(金) 08:40:47 
浪人中にもう一度デートした。先輩は看護学校に通っていた。 
受験生だったし食事しただけだった。志望校は地元でない大学だから 
どこに受かっても、故郷を離れることになる。 
もちろん先輩とはなかなか会えないだろう。 

そんな気持ちは露と知らず、「受かるといいね」なんて励ましてくれた。 
今考えると当たり前の会話だけど、その時の自分は「東京なんて遠いね・・・」 
みたいな
リアクションを期待してた。 

男ってやつは、二度もデートしてくれてひょっとして脈アリ?→ いやいや、俺みたいなヤツに惚れるわけがない→でも俺といるととても楽しそう→
そういう性格だからであって、俺が特別なわけじゃない→・・・・てなことを延々と考えてしまう動物。 

なんとか自分が特別になりたくていろいろアピールするし、少しでも 
こちらに気
があるそぶりを見せないか必タヒで観察するが、そんな気配は 
微塵もない。 

結局自分の気持ちを伝えることができず、そのまま俺は東京の大学に進学した。 

大学では野球部に入った。
体を鍛えたかったのと、女性部員はいないが合コンを頻繁にやるとのことだったからだ。 

練習はきつかったし、オタクあがりの俺にはレギュラーの座は無理だったが、体育会系のノリは心地よかったし、評判どおり合コンも多かった。 

合コンでお持ち帰りするヤツもいたが、自分はそこまでの器量も度胸もなかった。ただ会話を楽しむだけだったが、女性に対する観察眼や話術は 
それなりに鍛えられたと思う。 

コンで知り合った女性をデートに誘ったことは何度もあったし、 
いい雰囲気になった相手も二人いた。ただどうしてもA先輩への思いが捨てきれず、彼女らとはキスさえもせずに自然にフェードアウトしていった。
31: :2016/06/04(土) 09:04:52.82 ID:
61 : 10 ◆sIxdel67ik [sage] 投稿日:2006/08/26(土) 00:06:29 

A先輩には細々とコンタクトを続けていた。
暑中見舞いや年賀状は、欠かさなかったし、時々手紙も書いた。当時はメールがなかったし、自宅への電話もかけにくかったから、連絡取れるのは手紙くらいのものだった。 

手紙は、綺麗な字で必ず返事が来た。
便箋で3~4枚になることもあったし、その手紙を書いている時間は俺のことを考えてくれていると思うとそれだけで嬉しかった。その後は、やっぱり脈アリ
?→ただ礼儀正しいだけだろ→嫌だったら無視されたりするだろ →イヤでもないけど好きでもないんだろ・・・ってな具合に堂々巡りになってしまっていた。 

帰省した時に何度かデートに誘った。美術館、テーマパーク、 美味しいもの食べ歩き・・・ 
だけど、合コンで鍛えたスキルは何の役にも立たず、高校生の時のような気持ちに戻るだけだった。
相変わらず
告白どころか、「彼氏はいないんですか?」「東京でも彼女が見つからなくて・・・」なんて話題も言い出せなかった。
ただ、喜んだときに俺の好きな笑顔を見せてくれる、その一瞬が嬉しかった。 

結局俺は、告白する勇気もないへタレだった。
そういう付き合い方で満足していただけだった。告白して失敗してその関係を失
うより、ずっとこのままでいたいと考えていたのだろう。自分に自信はなかった。 

誘ったら来
てくれるんだけど、彼女の方からは「どこどこに行きたい」とか言い出すことはなかったし、彼女の知っているスポットを紹介してくれたこともなかった。手紙や電話だっていつも自分からだった。 

手紙で「A
さんの笑顔が好きです」と書いたことがあった。
自分では精一杯の告白のつもりだった。だけど、返事の手紙では華麗にスルーされていた。
そのことで自分の中ではケリをつけたような感じになっていた。
32: :2016/06/04(土) 09:19:59.69 ID:
65 : 10 ◆sIxdel67ik [sage] 投稿日:2006/08/26(土) 12:29:54 

4年生の夏休みに帰省したときに、ちょっとしたイベントがあった。 
美術部仲間のOB会をしようと、いたずら小僧♂が言い出した。自分らの 
代を中心に前後2~3年の
代の人たちを集めようと言うのだ。 

正直自分は動揺した。A先輩とのことは誰も知らないはず。皆の前でA先輩に会って、平静でいられるだろうか?いたずら小僧にカマかけられたりからかわれたりしたら、俺は
絶対動揺してしまい、周囲はもちろんA先輩本人にも知られてしまう。それは絶対避けたかった。 

結局A先輩は来なかった。
看護師
になっていて、都合がつかなかったのだ。 
それでもOB会は楽しかった。俺はとりあえず、呑みながら男女問わず人と話すのが好きなのだ。 

そのOB会の参加者で一番若いのは、4つ下の学年の子で、その年に高校を卒業したばかりだった。その中にCちゃんがいた。Cちゃんは同学年の子と比べても幼い印象な子だ。髪はショートでボーイッシュだが、大人しくて、同学年の友達同士だけで話していて、面識のない上の学年の輪には入って来なかった。その控えめな感じが、逆にとても魅力的に見えたが、結局その時に会話することはなかった。
33: :2016/06/04(土) 09:24:00.18 ID:
77 : 10 ◆sIxdel67ik [sage] 投稿日:2006/08/27(日) 12:01:47 

24回目のクリスマスをチェリ男のまま迎えた後の正月、帰省した俺を待っていたのは、再びOB会の誘いだった。
今回は上から下まで、大規模にやるらしい。
もしかしたらまたA先輩に会えるかも、と期待して行ったが、彼女は実家が引っ越していて、連絡がつかなくなっているとのこと。
年賀状のやり取りだけは続
いていたので、 
俺は知っていたが、そのことは言い出せなかった。 

「さっきからB子先
輩のことばかり見ていますね~」突然声を掛けられて 
動揺した。図星だったからだ。振り向くと赤い顔したCちゃんがいた。 
この子ってこんなキャラだったっけ? 

「東京で彼女とかいないんですか~?」二言めに出て来た質問がこれだった。 
動揺をなんとか取り繕いながら、「いないよ、何度も合コンしたりしたけど、 いい子がいなくてね・・・。やっぱ同郷の子がいいなって思った。」と答えた。 

それから東京での生活の話、研究室での話、野球部の話なんかをして、
彼女のことを聞いたりした。何でも地元の大学の医学部にいるとのこと。 
A先輩の勤める大学病院と同じだ・・・動悸が高まるのを感じ、慌てて 
お酒でごまかした
。 
34: :2016/06/04(土) 09:30:10.91 ID:
85 : 10 ◆sIxdel67ik [sage] 投稿日:2006/08/27(日) 20:43:26 

「先輩、明日はヒマですか?映画でも行きませんか?」二次会に向かう路上で、皆に気付かれないようにCちゃんが囁いた。
ウジウジ自問自答を繰り返した俺にとって、彼女の直球は効いた。その 
ストレートさがまぶしかった。
俺は考えるまでもなく「いいよ」と言った。 

彼女は考えていること、感情がすぐに表にでるタイプだった。 
そして二人で会っているときはほんとに嬉しそうだった。それが俺にとってなにより嬉
しかった。
彼女の感情と俺の感情が同化していくのがすぐわかった。俺はこんな付き合いがしたかったのか。 

東京に戻る日には、空港までお見送りに来てくれた。
彼女はとても寂
しそうだった。「手紙書くから、返事下さいね」「いいよ」 

文通はそれなりのペースで進んだ。
後で聞けば、彼女は待ち遠しかったらしいが。
3月の誕生日にはプレゼントまで贈ってくれた。研究室に持っていったら、「彼女からのプレゼントですか?」と後輩に聞かれた。 
どこにでも勘の鋭い
ヤツはいる。 

M2になって春に帰省したときは、ほとんど毎日デートした。
そういうときじゃないと会えないからだ。
東京に戻るとき、前回よりももっと寂しそうだった。
そんな顔は見たくない。「また会えるよ」と言ったら、 
無理に笑
ってくれた。 

その年の夏のデートのときに、美術部の後輩に出くわした
Cちゃんと同じ学年の子だった。
でも何の反応もなかった。
その子は既に俺とCちゃんとの関係を知っていたらしい。自分も、もう他の仲間達に知られても構わなかった。
35: :2016/06/04(土) 09:31:50.33 ID:
87 : 10 ◆sIxdel67ik [sage] 投稿日:2006/08/27(日) 20:46:34 

東京に帰る日に、お見送りに来てくれたCちゃんに「俺、Cちゃんのこと 
が好きだ。これからもずっと付き合ってくれ」と言った。
全身全霊、人
生初めての告白だ。
彼女は涙を目に溜めながら最高の笑顔を見せてくれた。 

見送り際に見せていたあの寂しい顔はもうなかった。 

友人は遠距離恋愛と言うが、自分はそういう意識はなかった。
最高の笑顔を見せてくれる人がいる、また会える、それで十分だ。距離はやがて徐々に縮まるものだ。 

就職は、地元の企業に決めた。
給料は良くないが、同じ大学出身の先輩もいるし、何より彼女の笑顔が増える。 

3月の誕生日、彼女は東京に来てくれた。二人でTDLに行って、お泊りした。彼女はVGでなくなり、俺もチェリ男でなくなった。 

それから月日は早かった。
就職して3年後、彼女が国家試験に受かったと聞いてプロポーズした。
結婚してだいぶ経った今でも、おれは嫁さん大好きだし、悲しい顔は見たくない、あの笑顔を失いたくないのは変わらない。だが・・・ 

年賀状代わりに贈った「結婚しましたハガキ」に、A先輩から返事が来た。
「おめでとう。綺麗な奥さんですね。お幸せに」相変わらず 
綺麗な字だ。住所とともに、携帯メールのアドレスが書いてあった。 

(すみません、もうちょっと続きます) 
36: :2016/06/04(土) 09:44:53.95 ID:
93 : 10 ◆sIxdel67ik [sage] 投稿日:2006/08/28(月) 08:19:47 

メール
してくれってことか→年賀状なんだから形式だけだよ→嫌だったら 
書かないんじゃないか?→メールくらいなら迷惑にならんだろ・・・ 
そう考えて、簡単なメールを出した。返事はすぐ来た。 

何度かメールをやり取りした後、思い切って食事に誘った。嫁さんには 
「高校時代の友達と呑みに行く」と言った。 

久しぶりに会うA先輩は少しやせていたが、あの笑顔は変わってなかった。 
「結婚、おめでとう」 手渡された包みは、ネクタイだった。 
「今までいろいろお世話になったから」 A先輩から初めてもらった贈り物 
だったが嬉しいというより、これでけじめをつけるという意思表示のように 思え、複
雑な気分だった。 

その日は嫁さんのこと、いろいろ聞かれた。だが何と言っても、同じ病院に勤める同窓生だ。いつ知り合いになるかわからない。ウソは全くつけなかった。 
「へー、そんなことあったの・・・」 彼女の表情を読み取ろうとしたが、 
さっぱりわからなかった。 

聞かれるまま答えては、からかわれた。
そんなやりとりも何故か楽しかった。 
でも、「先輩はどうなんですか?いい人いないんですか?」と聞くことは 
できなかった。薬指には指輪はなかった。 

それから何年かは何事もなかった。毎年の年賀状と、年に何度か季節ごとのメールをして、近況報告する程度だった。「結婚しました」という知らせはなかった。 

状況が変わったのは、4年ほど前だ。A先輩が転勤で短期間ながら東京に行くらしい。「初めての一人暮らし、楽しみです」 とあった。 
37: :2016/06/04(土) 09:46:59.94 ID:
96 : 10 ◆sIxdel67ik [sage] 投稿日:2006/08/28(月) 17:00:18 

正直なところ、浮気心が湧いたのは否定できない。A先輩の暮らしが落ち着いたところを見計らって、「出張で東京に行くから、どこか遊びに行
きませんか」とメールした。
そのメールで初めて苗字のA先輩ではなく、下の名前のA子さんと呼びかけた。
 

返事のメールでは、A子さんと呼んだことについて何の言及もなかった。 
それどころか「どこに行きますか?」「東京は○○君のほうが詳しいよね」 
「楽しみにしてます」と快い返事だった。
気のせいかとても乗り気のように思えた。 

週末二日がかりで、東京・横浜めぐりをした。
もちろん手をつなぐことすらない健全なものだ。
夜別れ際に 「家まで送って行きますよ」 と言ったが、丁重にお断りされた。
二日目に思い切ってリアルで「A子さん」と呼んでみたが、特に何の反応もなく、自然
な会話になっていた。 

会話の中で誕生日の話になったとき、彼女が俺の誕生日を知っていた 
ことに驚いた。
高校のときかその後に
会ったときかに、話に出ていて覚えていたのだと言う。どーでもいいヤツの誕生日なんか、覚えてねぇよなぁ→・・・・と考えたが、それを打ち消す答は思いつかなかった。 

このイベントを境に、A子さんとの仲が少し縮まったような気がした。 
メール交換も増えたし、誕生日やクリスマスにはe-カードを送ってくれる。 
年に1~2度くらいは、呑みに行くかドライブに行く。
仕事の愚痴も聞くし、休日の話もする。お酒も少し強くなったようだ。ただ恋愛関係の話は全くない。 

彼女にとっては、俺は結婚したから恋愛沙汰抜きの親しい友達というポジションで落ち着いているのだと思う。
もしかしたら、万一、ひょっとしたら、友達以上の好意を持ってくれているのかも知れない。だけど今のままなら、それは永遠にわからない。 

俺自身は、今
のままの関係がずっと続いてくれたらと思う。
上で誰かが書いてたけど、身体の関係まで行かないぎりぎりのところを楽しんでいるのだと思う。
友達以上の好意はあるし、妄想や夢に見ることはあっても、 
リアルに身体の関係になろうとは思わない。 
38: :2016/06/04(土) 09:53:05.29 ID:
ここまでが10年前の話。次に投稿したのが去年の秋だ。 


336 :初代スレの10 ◆sIxdel67ik:2015/10/02(金) 04:24:21.17 

A子さんと、呑みに行ったりドライブに行ったりは続いていたけど。。。 
「彼氏はいないんですか?」と聞けたのは、初代スレのカキコミから1年後。 
今から8年前か。。。 

その答えが「私、恋愛感情がよくわからないの・・・結婚してと言われたことはあったけど、そう答えたらそのままなんとなく途絶えちゃって・・・」 

嬉しいようながっかりしたような気分だったけど、恋愛感情がないなら浮気じゃないよな、と自分を納得させてそのままの付き合いを続けた。 

日帰りドライブに行けそうなところはだいたい行きつくしたので、宿泊する施設は別
々で1泊ドライブに誘ったら、ちょっと迷ってから応じてくれた。 

その次は、同じビジネスホテルで別々の部屋という1泊ドライブを提案したら、これにも応じてくれた。それぞれ2~3年かかったけどね。 

で、ついこの間、温泉旅館で、客室に露天風呂がついてある部屋+普通の部屋と2部屋予約してドライブに行ったんよ。もちろんA子さんに露天風呂付き客室に泊まってもらうわけだ。 

自分の中ではビジネスホテルで別々に泊まるのと同じ、と思っていたけどなんか全然違うね。年甲斐もなくドキドキした。 
39: :2016/06/04(土) 09:56:30.86 ID:
339 :初代スレの10 ◆sIxdel67ik:2015/10/02(金) 04:45:46.81 

食事は部屋ごとに用意される旅館だったから、2人分A子さんの部屋に用意してもらって、いろんなおしゃべりしながら時を過ごし・・・ 

先にお風呂
をいただいて、それからお風呂に入ってもらって・・・ 
お風呂上りのA子さんは、最高にキレイだった。。。 

1日目はそれ以上何事もなくそれで終わった。もちろん自分の部屋に戻っただけだ。 

2日目のお昼は観光を楽しみ、それから宿に戻って1日目と同じパターン。 
自分では、これは浮気じゃないと言い聞かせていた。 

夕食時に8年前のことを聞いた。
「あの時、恋愛感情がないって言ってましたよね」 
ちょっと困ったような顔をして、「そう言わないといけない気がして。。。 
多分あれはウソ。ごめんなさい。君が結婚してなければ・・・」 
と言う話になった。
その先を聞
くのが怖くなってきた。何年経ってもヘタレはヘタレだ。 
話題を無理やり変えた。。。 

だけど、その後しばらくしてから思い切って聞いた。 
「僕が結婚
してないとしたら、僕とA子さん、恋愛関係になってましたか・・・?」 
自分でもびっくりするくらい、ストレートなセリフが出てきた。思ったよりヘタレでは無
かったのか。 

「なってた・・・と思う、うん、そうだよ」 

恋は遠い日の
花火ではない、そんなCMがあったっけ。 

それからまたいろんな昔話をした。 

「最初に映画に誘ったこと、覚えてますか?どんなお気持ちでしたか?」と自分が聞くと、 

「何で私かな、
と思った」 

「A子さんじゃなきゃ、ダメだったんですよ。。。」 

「え・・・」 

「好きになったから・・・初恋の人だったから・・・」 
○十年以上言えなかったことを、今言ってどうしたいんだろ、オレ。嫁もいるのに。
40: :2016/06/04(土) 10:03:07.23 ID:
ここまでが去年の秋の投稿。
その後頻繁にメールをやり取りするようになった。 

2人の距離が近づいたと感じるようになったのは、料理をご馳走してくれると言
うので、ご自宅に遊びに行った時からだ。 

以前から呑み会やドライブの帰りに、ご自宅に寄ってお茶したことはあったけど、手料理をご馳走してくれるというのは初めてで、すっかり舞い上がってしまった。 
41: :2016/06/04(土) 10:11:42.12 ID:
料理はとても美味しかった。しかも、自分の嫌いな食材や料理はきちんと配慮してくれていた。 
期間で言
えば、嫁さんよりも長い付き合いになるんだな、と感じた。 

お酒もはずみ、夜遅くまでいろんなおしゃべりをした。 

自分がソファ
に横になり、彼女が床に腰をおろしそのソファにもたれかかりながら、お互いの気持ちを語りあった。 

「私、多分君のこと、好きなんだと思う」 
ウトウト
しながら聞こえてきた話は、夢の中のようだった。 
手を握り、肩を抱き寄せたような気がするが、ホントかどうかは確かではない。 

自分はいつの間にか眠ってしまい、そのまま夜を明かした。 
同じ部屋で朝を迎えるのは、なんだか気恥ずかしかった。
42: :2016/06/04(土) 10:26:49.29 ID:
その時のお礼にと、今年の2月に呑みにいった。
有名な高級料亭なのだが、きちんとオシャレして来てくれた。自分もスーツで行った。 
会うなり「綺麗ですね。お似合いですよ」と言えたのは自分でも驚いた。 
とても喜
んでくれた。 

お店を出て駅まで歩く間、思い切って手を握った。
彼女はびっくりしていた。 
「大丈夫?
人、いっぱいいるよ」と言いながらも、振りほどくようなことはしなかった。 
「大丈夫だよ、気にしないから」と、平静を装いながら答えた。 
43: :2016/06/04(土) 10:37:09.23 ID:
ホントは、心臓が飛び出しそうなくらいドキドキしてた。 
知り合いに見られる可能性もある。 

後から考えて、もう公衆の前ではしないようにしようと思った。 

彼女の自宅
に遊びに行く機会も増えた。
一緒に料理をしたり、DVD観たりした。 
彼女と一緒になったらこんな暮らし・気持ちなのかなと漠然と思った。 

ある日、彼女
の自宅で夕日を見た。とても綺麗だった。 
ベランダに出て、沈むまでずっと2人で観ていた。 
赤い夕日が最高にキレイになった瞬間、思わず彼女を抱き寄せキスした。 
自分がこんなことができるなんて驚いた。彼女も同じ気持ちだったようだ。 

その晩は帰らなければならなかった。それがとても辛かった。別れ際に 
「ホントはもっと一緒にいたいんだけど・・・」と言ったら 
可愛く「ダ~メ」と、自分の好きな笑顔を見せながら彼女のほうからキスしてくれた。
44: :2016/06/04(土) 10:52:04.12 ID:
自分は女性経験は嫁しかない。嫁以外チェリ男だ。そんな自分が好きだったはずなのに、 
自分
が自分の知らない自分になるのが、怖くもあり興味深くもあった。 

ある晩彼女と呑みに行って、2軒目のバーでまたいろんな話をした。 
「こんな関係を続けたらよくないよね」 
「オレ、フラれるのかな」 
「うん、皆の幸せのためにね、私がフラれるんだよ」 
後で考えたら、彼女はオレを立てようとしてくれたんだとわかるが、この時は 
そんな彼女の思いをわかってなかった。
45: :2016/06/04(土) 11:10:13.46 ID:
彼女と会えなくなるんだ、と思うと無性に辛かった。
嫁と彼女と2人とも好きで何がいけないのかと、本気で思っていた。 
アホか、オレは。 

バーを出た後、「もう少し、2人きりでお話できるとこに行きませんか?」と言
ったら 
「いいよ」と言ってくれたので、タクシーでホテルに向かった。 
彼女はびっくりしていたけど、強引に手を引いて部屋に入った。自分もびっくりした。 

お茶を飲み、いろんな話をしたけど、この晩のキスは徹底的に拒まれた。 
「キスしたら、止まらなくなっちゃうから・・・」 
自分
はそれを望んでいたのだが、2人の気持ちがバラバラになるのが怖くて、それ以上何もできなかった。 

いつの間にか朝になっていた。チェックアウトの時間も迫っている。 
帰り支度をして、部屋を出るかという刹那に強引に唇を奪った。 
目は見開
いたままだった。
手は拒絶の意思を示していたが、顔はそむけなかった。 

長いキスを続けた。
こんなキスは初めてだった。もう彼女の手は拒んでなかった。 
手と手を重ねると、彼女のほうから握り返してきた。
46: :2016/06/04(土) 11:37:47.56 ID:
このまま永遠に続けたかったが、チェックアウトの催促の電話で現実に引き戻された。 
気まずい無言
のまま、彼女の家まで送って行った。 

「ここまでで良いから。今日はありがとう」玄関で彼女が笑顔を見せてくれた。 
このままサヨナラしたくない」とオレが言うと、彼女は迷った末「お茶くらいなら」と承諾してくれた。 

「も~、
あんなことはルール違反だからね!」 
お茶を一口すすったあと、彼女はいつものような面倒見のよいお姉さんに戻っていた。 
「ごめんね。自分でも驚いたよ」自分も甘えん坊の弟を演じた。 

それからたわいもない話をした。良かった、嫌われてなかったと思った。 
フト、つーっと涙が流れてきた。え。彼女もとまどっていた。 
「大丈
夫、大丈夫だから」と強がってみたところで、自分の心の動揺は収まらない。 

「苦しいんだよね。奥さんのこと好きでしょ。もっと楽になっていいんだよ。
昨日の夜は、私がフラれると思っていたよ。覚悟してたんだよ」この言葉はこたえた。。。 

「でも、A子さんのこと、大好きだから!」もう気持ちは止まらなかった。 
また強引に唇を奪った。 
ようやく唇を離した時に、彼女が笑った。とても可愛かった。 

もう1回唇を重ね、彼女を押し倒した。 
「それは望んでないよ~」 

その言い方が可愛くて、微笑ましかった。
軽いバードキスを何度か繰り返した後、 
「また会
ってくれるよね」 
「友達としてなら」 
やっぱ彼女のほうが大人だな・・・と思った。
47: :2016/06/04(土) 11:54:24.18 ID:
それから何度か会ったけど、ホントに何事もなく友達づきあいだった。 
ま、これも
アリか、と思った。
彼女と会うことが続けられるなら、友達づきあいでも構わない。 
そう決心したはずなのだが。。。 

その決心もすぐに壊れた。夜桜を観にいったからだ。 
郊外の田
舎の川べり、有名スポットで見物客も多いから、特に意識することなく誘った。 

薄暗い川の土手を歩
いていると、足元が非常に覚束なかった。 
彼女が足を滑らせると、思わず手をつかんだ。 
「大丈夫?」 
「思ったより暗
くて怖いね」 
手からドキドキが伝わってくるような気がした。 

そのまま土手を歩いていると、急に人気が途絶えた。あんなに人が多かったのに? 
薄暗い中で、前
方の何本かの桜が街灯に照らされていただけだった。 
彼女の手がギュッと強く握ってきた気がした。 

その時、ふと風も無いのに街灯に照らされていた桜から花びらがバッと舞った。 
とても綺麗だった。思わず彼女を見たら、彼女もこちらを見つめてきて目と目があった。 
思わずこちらからキスをして、ハッと我にかえったら、今度は彼女のほうからキスをしてきた。 
とても幸せな瞬間だった。 
48: :2016/06/04(土) 12:08:43.24 ID:
彼女を送っていく途中、ケーキを買って「一緒に食べよう」と誘った。快く応じてくれた。 

またいろんな話をして、見つめ合っていたら、自然とまたキスをした。 
比べちゃいけないとわかっているけど、彼女は嫁とのより断然いい。 

「今日は帰りたくないよ」と言ったら、「いいよ」と言ってくれた。 
シャワーを
借りて、前回と同じくソファで寝ようとしたら、「ね・・・」と 
彼女のほうから話かけてきた。 

「え?」 
「やっぱりいい、お休み」とテレながら言うので、わかっていたけど、 
「なになに?ちゃんと
言って」と急かしたら、 
「ベッド狭いけど、良かったらこっちで一緒に・・・」めちゃ可愛いかった~! 

「私もシャワー浴
びてくるから、先に寝てて」 
結局、ほんとに先に寝てしまったのが、オレの一生の不覚www 

ベッドで結
構イチャイチャしたような気もするけど、それも夢かもしれない。 
でも確かにあの時はお互いの気持ちが一致したと思う。 

翌日もお昼頃まで一緒で、お互い恋愛の幸せを感じていたよ。 
今後どうなるか、先はわからないけどね。
50: :2016/06/04(土) 12:27:29.86 ID:
突然の泊まりとか、嫁には何て言ってる? 
勘付かれてないか? 
51: :2016/06/04(土) 12:44:31.97 ID:
>>50 
突然の泊まりになっても良いよう、事前に工作してます。 
定番の出張か、友達のうちに泊まるとか、あとは嫁の当直の日にするとか。
52: :2016/06/04(土) 12:57:43.00 ID:
昔のスレ、見たことがあります。ま、ガンガレ! 
53: :2016/06/04(土) 13:16:12.22 ID:
>>52 
ありがとう!
55: :2016/06/05(日) 13:12:01.67 ID:
で、崩壊したの? 
56: :2016/06/05(日) 21:17:32.77 ID:
>>55 
22だけど、書いた通りだよ。 

したい盛りの歳でもないし、崩壊したからって何かが変わるわけでもなし。
57: :2016/06/05(日) 22:35:18.34 ID:
生ころしでキープされ、独身のパートナーを、探す事もできない彼女の将来はどう考えてる? 
58: :2016/06/06(月) 08:37:52.80 ID:
>>57 
彼女自身が、一生独身でも良いと言っていた。 
面倒くさい女だから、結婚すると男を不幸にするとも。 
俺が結婚しているから、結婚を迫られる心配もなく、安心して付き合えるとか。 

彼女の本心はわからないし、二人のこの先のこともわからない。 
今の関係が長くつづくこともないことくらいはわかるけどね。
59: :2016/06/06(月) 14:15:20.77 ID:
過去に「恋愛感情がわからない」ってウソをついてるから「面倒くさい女」ってのもウソだろうね 
面倒くさい女かどうかは長年友人関係続けてたらわかるだろう 
一連の流れを読んでみて、男を立てて既婚者への配慮もあり、凄く気を使ってるように受け取れた 

「面倒くさい女」は現在の関係に対する不安や自分の気持ちに対する抑制、否定の中で生まれたもので、この歪な関係が長く続いている事により彼女の自己評価が低くなってるのでは? 

何れにせよ、嫁と彼女に対して「大人の関係はない」という言い訳を残して良いとこ取りをしてる自覚はあるみたいだから 
彼女が寂しい老後を過ごす事のないように、嫁が悲しむ事のないように考えてあげないとな。 
60: :2016/06/06(月) 23:37:05.51 ID:
>>59 
仰る通りです。お言葉、痛みいります。。。 

彼女の自己評価が低いのが、一番自分の気にしているところです。 
だけど、それをなんとかしようとすると、自分が嫁と彼女のジレンマに悩まされることになるのも辛いところです。 

でも、それを選んだのは自分だし、嫁と彼女の両方を不幸にしないこと、 
そういう落としどころを考えているところです。
61: :2016/06/08(水) 20:46:47.30 ID:
離婚や結婚を迫らない女、理想的ですねwww 
62: :2016/06/09(木) 15:34:44.71 ID:
彼女も辛いんだよ 


好きな人と出来ちゃった
http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/tomorrow/1448690876/


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